アニメは老化を遅らせる!

No Game No Life Zero [DVD]

先日、久しぶりにアニメ映画を見て感動(?)した。
それが、「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」。
今回は、熟年(中年層)がアニメで老化を遅らせることができる、と考えたことをお伝えしよう。

SFものアニメの難しさ

ノーゲームノーライフ ゼロ」
月並みな反応だが、めっちゃ泣けた…。
TVアニメのノーゲームノーライフも、面白かった。

 

実は、あまのじゃくな所があって、流行りものには手を出したくないほうだ。
だから、TV版のノゲノラを見たのも、ブームがとっくに過ぎてから。
ファンに言わせれば「何をいまさら」といったところだろう。
ファンのみな様、ごめんなさい。(笑)

アニメを見慣れていない中高年には、アニメの「世界観」を理解するのが難しいらしい。
もちろん、私だってすぐに世界観を理解できないこともある。

 

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- [DVD]

ノゲノラの世界観を理解するためには、TV版を先に見るかラノベの原作を読むとよい。
用語なども含めて、「ゼロ」の理解が早くなる。
ノゲノラは、ゲームの中に取り残された「ソードアートオンライン」の世界観に似ているかもしれない。

 

アニメの世界観は、荒唐無稽だと笑う中年層の諸氏もいるだろう。
だが、村上春樹氏の作品はどうだ?
SFアニメに負けず、充分にファンタジーだ。
村上春樹氏の作品を、迷子になりながら読み進めたことがある。
「いったい、それはどういうこと?」と、前のページに戻りつつ読むから、まあ、進まない。(笑)

 

アニメであれ文学であれ、脳みそを柔らかく保ち、共感力(?)をフル稼働しないと、その世界観に浸れない。

感動はこころのストレッチとデトックス

さて、SFアニメの作品に浸れたとしても、感動するか否かは別の問題となる。
中年層になると、どうも感動しにくいようである。

 

中年層が感動しない理由は、
1.向上意欲の減少
2.知識が増え、客観的・俯瞰的な見方ができる
3.刺激やストレスが多すぎる
などなど。

 

確かに、仕事のノルマや家庭内での問題など、処理しなければいけないことが多ければ、イチイチ感動してはいられない…といったところか。

 

精神科医和田秀樹氏によると、


「加齢とともに前頭葉は萎縮していきます。同じ年齢の人で同じように脳が萎縮しても、意欲のある人、ない人がいます。60代で定年になり、暇になったからと起業した人を調査すると、ほとんどの人が失敗しています。成功した人は40代から意欲を持って準備してきた人だけ。40代から意欲的に生活することを心がけないと、60代で前頭葉がさびてしまい、新しい考え方を受け付けなくなるのです」

出典元:https://www.j-cast.com/2017/06/28301810.html?p=all

 

感動するとは、こころが揺さぶられる状態である。
物質は振動が大きくなると、発生するエネルギーも大きくなる。
こころが振動することにより、行動が起こりやすくなる。
普段しないことに一歩を踏み出したり、新しい体験を求めたりと、意欲的に活動するようになる。

 

感動するとは、こころがストレッチされること。
感動して涙が出るのは、こころをデトックスすること、と思う。

おわりに

SFに限らないが、アニメを見て感動するのは、心身ともによいことだ。
作品の世界観を理解し浸るためには、脳みそをフル稼働しなければいけない。
それが感動できる作品なら、こころをストレッチしたりデトックスする効果がある。

 

アニメを見ることに覚えのある中年層諸氏は、ぜひ「ノーゲームノーライフ ゼロ」を見て欲しい。
うっかり、DVDなど買ってしまおうか…という誘惑にもおそわれるが。(笑)
アニメファンの若者とも、話が合うことうけあいだ。(笑)

 

では、また。